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≪夜行走光≫ 終電間際の上信電鉄下仁田駅 (群馬県甘楽郡下仁田町下仁田甲・2016年春)

WebマガジンAGO≪アーゴ≫は「日常に非日常のエッセンスを一滴、二滴加えてあげれば毎日が楽しくなるはず」をテーマとしています。
“夜行走行”では星の光や人々の営みが描き出す光跡で彩られた空間をカメラに収めていきます。
長時間露光で浮かびあがる非日常な空間をお楽しみください。

第4回は終電間際の上信電鉄下仁田駅(群馬県甘楽郡下仁田町下仁田甲)をご紹介します。

下仁田駅は1897年開業。白色を基調とした木造のレトロ感漂う駅舎は国土交通省関東運輸局が紹介する「関東の駅百選」に選ばれています。

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下仁田発22:12終電を見送った下仁田駅舎

駅舎は、ポスターや看板、駅員控室から延びるストーブの煙突など、生活感ある数々のアイテムを装い、何とも言えない親しみを感じさせます。町民が通勤通学で利用するほか、荒船山などの登攀を目的に訪れる登山客にとっても欠かせない駅です。

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23:36着の最終電車を待つ下仁田駅

貨物営業をしていたこともあり構内は広く、乗客が乗降するホーム2線と側線が4本あります。長野県南佐久郡佐久穂町大字平林のJR小海線羽黒下駅まで延伸される計画がありましたが、実現されず、上信電鉄上信線の終着駅となっています。

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ベンチには地元の方が駅に贈った座布団が敷かれています

訪れたのは肌寒むさが残る3月下旬。22時12分発の高崎行き終電が出発すると、もともと乗降客が少ない駅ですが、改札前のベンチ周辺はますます寂しくなります。

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最終電車到着後の終業を迎えたホーム

23時11分、高崎発の終電が到着。駅員が車内の点検作業を終えると構内の明かりは順に消され、駅舎から漏れる明かりがぼんやりと車両を照らします。

 

文/写真=アライサトシ

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