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NikonZ7敗れる。話題のミラーレス機を見送った理由。D850を採用。

 D850の4000万画素オーバーの高画質と高感度耐性と秒間7コマの機動性は「仕事」での自信を高めてくれました。

 サブ機にD810やDfを用いてきましたが、D850の完成度に比べるとどうしても気後れしてしまいます。レンズ交換の手間をかけてD850を使うか、その手間を省いて満足ではない画素数で撮るか、といったジレンマがつきものになっていました。

 2018年晩夏、築地市場内の仲卸業者さんの記録撮影(10月)、音楽フェス(11月)の記録撮影などの貴重な撮影機会が舞い込んできたのを機に、ジレンマを回避するためのサブ機選考が始まりました。もちろん大切なシーンを最高の画質で記録したいといった発想が根底にはあります。新サブ機の条件はD850以上の画質でレンズを共有できるフルサイズデジタルカメラでした。

 選考は、発売直後のミラーレスカメラZ7とD850の一騎打ちとなりましたが、結局のところ、D850のサブ機に2台目のD850を選びました。Z7は、有効画素数は4575万画素(D850は4575万画素)、高速連続撮影9コマ/1秒(7コマ/1秒)、ISO感度は64-25600(64-25600)でD850に比べ同等以上のスペックを実現していました。それでいて本体の重さが585g(バッテリーとメディアを除く)で、D850より330gほど軽く、サイズも幅と高さ、奥行きで約1㎝のダウンサイズを実現していました。

XQDカードとSDカード(右)

 記録媒体の種類とスロット数で、Z7ではなっくD850をサブ機に選びました。XQDカードのシングルスロットをZ7が採用していることに対し、D850はXQDカードとSDカードのダブルスロットを採用しているのが理由です。XQDカードは、NikonD4を使用していたころから使っているメモリーカードです。今まで、機械的なトラブルはゼロで、D850でも安心して使用しています。

D850のダブルスロット

 しかし、このXQDカード、地方都市の量販店では品切れ状態の場合が多々あり、山間地ではまず手に入れることができず、何らかの人為的な要因(笑)で起こるトラブルに即応できない「難あり」の記録媒体なのです。

 今までにどんなトラブルに見舞われたかというと「家にメモリーカードを忘れる」「カードに前の撮影画像が残っている。消していいのかどうなのか出先なので判断できない」「XQDカードが満タンになったが予備カードがない」云々。すべての共通点がずぼらな私の性格が原因ですが、結局この手の恥ずかしいトラブルはSDカードの購入や書き込みですべて解決しました。

 Z7が採用したXQDカードのシングルスロットは、経験上、絶対に避けたいスペックでした。ニコンのZシリーズミラーレス機は魅力的なのですが、XQD・SD両カードのダブルスロット化、もしくは、XQDカードの一般化までは仕事でつかいづらいというのが本音です。

同化したり区別したりのD850

 このような経緯を経てD850の2台体制となりました。カメラの仕事はD2HsとD200でデビュー、D3とD700、D4とD810(Df)、D850とD810(Df)を経て、D850とD850の2台体制となりました。現在、同じカメラの2台持ちのメリットを思う存分に享受しています。こんなに便利だったのかと、ため息が出ます。

 D850の2台体制では、こちらがメイン機、あちらがサブ機という使い分けはなくなりました。気に入っているマーキンス社製汎用Lプレート(写真左)とニコン製接眼目当て(写真右)のアクセサリーもそれぞれに装着していますが、当初は「ペンタブ分に傷が多い方と少ない方」で見分けがつきましたが、2台目も使用感が出てきて、外観だけでは区別が難しくなってきました。

 2台の設定は徐々に近づいてきています。どちらを使っても同じ操作で同じ結果が得られるようになってきています。その一方でXQD・SDカードともに専従の記録媒体を定めて使うため、2台の区別が必要で白ペンでファインダー付近に「1」、「2」とナンバリングし簡単に見分けがつくようにしました。

 サブ機が必要だと言って同じメイン機と同じ機種を買い、同化して、必要なところは区別しています。

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