第3回 クロンダイク・ハイボール
今回はベルモットを使ったカクテル「クロンダイク・ハイボール」のレシピを紹介します。歴史ある多くのカクテル同様に由来は定かではありません。19世紀末のゴールドラッシュで賑わったカナダの砂金産地「クロンダイク」で流行ったとかなんとか。酸味と炭酸の清涼感、そしてベルモットの複雑な香り。暖かくなるこれからの季節にぴったりです。作り方を見ていきましょう。
クロンダイク・ハイボール 1人分
ベルモット(ドライ) 15ミリ
ベルモット(ロッソ) 15ミリ
ジンジャーエル(辛口) 適量
レモンジュース 5~10ミリ
①レモンを絞る
前回のソルティ・ドッグでも紹介しましたが、果物はグリグリと左右に回して絞るのは、苦みが出るためNGです。必ず、押しつぶしながら上下して絞って下さい。
②グラスに材料を入れてステア
氷、レモンジュース、ベルモット2種を入れてステアします。
③ジンジャーエールを注ぐ
ジンジャーエールを注ぎます。ポイントは炭酸が飛ばないように優しくゆっくり注ぎます。注ぎ終わったら、バースプーンで優しく氷を持ち上げて下せば完了です。ちなみジンジャーエールはドライを使いますが、特別な方に作る場合は「辛口のジンジャーエール」と「甘口のジンジャーエール」を半々で入れるのもありです。ベルモットもジンジャーエールもハーフ&ハーフで特別感がでます。
どうですか?爽やかで美味しいでしょ。レシピを教えてくれたマスターによると、ベルモットは安くて、美味しくて、手に入りやすいのに案外と愛飲している家庭が少ないとのことでした。常備してはいかがでしょうか?
文=マツシタヤスミ
写真=アライサトシ
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