第2回 ソルティ・ドッグ
今回は人気メニュー、ソルティ・ドッグのレシピを紹介します。1940年代にイギリスで生まれたカクテルで、当初のレシピはジンとライムと塩を使ったものでした。その後、ウオッカとグレープフルーツ、塩を使ったレシピになりアメリカで大流行したそうです。さあ、作り方を見ていきましょう。
ソルティ・ドッグ 1人分
ウオッカ 30ml
グレープフルーツジュース 30ml以上
塩 適量
① グレープフルーツを切る
グレープフルーツを半分にカットする。グラスの縁を果汁で湿らせる。続いて塩の入った皿を使って、湿らせたグラスの縁に塩をつけていく。ポイントは縁の内側ではなく、外側を湿らせて塩をつけること。意図があってならいいが、うっかりして塩の入った酒を出すのはNGです。
② グレープフルーツを絞る
グレープフルーツの絞り方が、今回一番のポイント。十文字の切れ目を入れ、押しつぶしながら上下させて絞る。よく居酒屋で生グレープフルーツサワーを頼んだ際にやりがちな、グリグリと左右に回しながら絞らないこと。回して絞ると、苦味の強い房の白い部分が入ってしまい、美味しいグレープフルーツジュースがつくれない。
③ グラスに材料を全ていれステア
塩のついたグラス(スノースタイル)に氷、ウオッカ、ジュースを入れてステア。これで、美味しいソルティ・ドッグの出来上がり。ステアでなく、シェイカーで振るのもありです。振った場合は酒とジュースが空気とよく混ざり、味がまろやかになります。
どうです?居酒屋とは明らかに違ったプロの味がしませんか?ちなみに縁に塩をつけなければ、ブルドッグという名前のカクテルになります。
文 =マツシタヤスミ
写真=アライサトシ
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